月200時間残業の社畜が辿り着いたのは、シャッフルダンス漬けの日々でした。

社畜だって楽しい人生を送りたい。200時間残業→10時間残業で収入10倍になって、趣味や生きがいに生きるハイブリッド社畜のブログ。シャッフルダンスの話がメイン。たまにアイドルなどの話もします。Youtubeでダンス動画等も公開しています。

page.48「Neoswingのルーツとこれからを考える」

今回も「Neoswing」の話となる。

Neoswingについて事の起こりを考えながら、

今に至るまでの変遷とこれからについて考えていきたい。

 

なお、今回の記事を書くに至って、

Abeja Mariposa様のブログ「STRONGER THAN PARADISE 」と、

Youtube channelの各動画を参考にさせて頂いた。

この場を借りて感謝を申し上げたい。

 

毎度恐縮ではあるが、良いなと思った方は、

記事の下にあるスターをクリックしてくれると助かる。

過去の練習動画などもあるので、Youtubeチャンネルもどうぞ。

 

www.youtube.com

以下、目次だ。

 

1、Neoswingのルーツに関する考察

・TakeSomeCrimeとJustSomeMotionについて

事の始まりは2007年11月。Youtube channel「TakeSomeCrime」に、

Forscythe名義でダンス動画をアップしたことだ。

※Forscythe以外にはGuile、Ogg名義があり、

 それぞれダンスのスタイルが異なる。すべて同一人物。

 

この頃、ForscytheはTeckToniKのムーブがメインであり、

TeckToniKダンサー「Spoke」の影響を受けたダンスであった。

なお、Forscytheがダンスを始めたのも2008年であり、

そこから2年でここまでのダンスをしていることも驚きだ。

 

その2年後、2010年2月に投稿された、

Parov stelarの「Catgroove」でTSCは世界の目に触れた。

端話をすれば、当時「Catgroove」の制作者である、

Parov stelarは今と比べるとそこまでメジャーではなく、

どちらかと言えば、TSCのダンスが有名になり、

「使われている音楽はなんだ?」という形で有名になって行った。

 

事実、Parov stelarがForscytheにアプローチを掛け、

自身のイベントにてダンサーとして出演した経緯がある。

 

話が逸れたが、この動画投稿より9年経った今、

再生数は4900万再生を突破し、

チャンネル登録者は22万人を超えようとしている。

 

今でもTakeSomeCrimeにて様々な動画を投稿しているし、

彼の動画から学ぶことはとても多い。

是非、一度覗いてみて頂きたい。

 

そして、TSCの「Catgroove」の2年後、2012年12月に

JustSomeMotion」というYoutube channelにて、

Sven ottenが初めてのダンス動画を投稿。

 

その後、2本目の動画となるParov stelarの「All night」にて、

再生数5000万回を超え、注目を集め、現在に至っている。

 

このように時系列としては、TSCが先駆けとして、

TeckToniKを中心とした、Freestyleに近いダンスを行った。

その投稿の中でForscytheがElectroswingで踊った事がきっかけとなり、

Electroswingに合わせて、TeckToniKやVoguing、Popping、

Waacking、Charlestonを中心としたダンスを踊るという流れが出来た。

 

そして、それを更にSven ottenが体系化し、

ポピュラーな形に調整して「Neoswing」を作ったと言えるだろう。

 

2、Neoswingの変遷と変化

TSC → JSM → ?

上記のように、TSCとJSMが作り上げてきたNeoswing。

少しそれぞれの世代における特徴を考えておきたい。

 

①TakeSomeCrime「Forscythe」

Forscythe本人もインタビューの中で言っているように、

彼の元々のダンスのベースとなるのは「TeckToniK」だ。

そこにPoppingのボディウェーブや、Waackingのアームロール、

Voguingのバタフライ、そしてCharlestonのステップという、

様々な要素を散りばめたダンスとなっている。

型にはまらない、音楽を楽しむため、

踊りを楽しむためのスタイルと言える。

 

②JustSomeMotion「Sven otten」

ここからが正しい意味で「Neoswing」となる。

 

過去にも紹介した、各種Tutorialで使われているムーブで踊る。

その中に紹介されている上半身のムーブは「Waterdoll」「Pendulum」だが、

実際にはアームロール、アームラウンド、ポイントを始め、

TeckToniKのヘアスプレーなどもSven ottenは使用している。

そこに各種ステップが加わり、Neoswingが形成されている。

 

筆者の私見だが、腕を振る形のランニングマンなど、

リンディポップやCharlestonなどのSwing要素が強いように感じる。

 

③現在

これらTSC、JSMを経て、現在これらの系譜を受け継いだ形で、

Neoswingは少しずつ変遷を見せている。

 

具体的な個人名(チャンネル名)をあげれば、

Hit That JiveやSwingAllNight、Vico NEO、

SMILIN、NEILAND、PerfectSwingDance、Sly Mogulなど、

それぞれの形のNeoswingが生まれつつある。

(#Neoswingというタグでの投稿をしている方を選出)

 

それぞれのダンサーはもちろんベースはNeoswingであるが、

人によってPopping要素が強かったりと癖が異なっており、

改めてダンスの面白いところであると筆者は感じている。

 

3、まとめ

最後にTakeSomeCrimeのForscytheの言葉を贈ってまとめとしたい。

 

”Everyone moves in a different way.

Every body has a natural flow that is unique.

Of course, when learning to dance,it's best to look up to someone,

but it is inevitable that one's movements

deviate from the movements of another.”

 

「人によって動き方は違う。

誰もが独特の自然な動きというものを持っている。

もちろん、ダンスを覚えるには誰かの踊りを参考にするのが一番だけど、

人の動きは必ず他人の動きから逸脱するものなんだ」

 

※STRONGER THAN PARADISE 踊るシャーデー鑑賞記

「takeSomeCrime 独占!踊る空手インタヴュー」より抜粋

https://strongerthanparadise.blog.fc2.com/blog-entry-191.html

 

Electroswingの世界、Neoswingの世界も賑わいを見せる今、

これからもっとたくさんNeoswingに親しむ人は増えていくだろう。

 

その中で、大本としてForscythe、Sven ottenが作った、

「Neoswing」をまずは知ってほしい。

しっかりとした骨組み、基礎を作り上げれば、

その上に出来上がるダンスはきっと楽しいものになるはずだ。

 

貴方にとってのNeoswing、

ひいては理想のダンスを見つけて欲しい。

 

2019.9.5 Hachi(ElectroSwingSociety)