page.44「クラブイベントは危険なのか」
さて、今回は「クラブ」について取り扱おう。
これから夏に向けて様々なイベントが開かれる。
夏の楽しみを増やすためにも、事前知識として紹介したい。
以下、目次だ。
毎度恐縮ではあるが、良いなと思った方は、
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過去の練習動画などもあるので、Youtubeチャンネルもどうぞ。
1、ピンからキリまであるクラブ
・クラブに対するイメージ
「音楽」「お酒」「暗い」「危ない」「パリピ」
これくらいだろうか。あながち間違ってはない。
というのも、クラブにも色々な種類があり、
音楽を楽しみにくるというよりは、
人とのやり取り、盛り上がりを楽しむ人が、
多めにくるクラブもそれはそれで存在する。
俗にいう、チャラ箱というやつだ。俗称である。
そちらについては、このブログでは扱わないので、
「チャラ箱」とかで調べてみると良いと思う。
念のため、筆者はそういったハコを否定するつもりは一切ない。
それが楽しいと思う人もいるので、ただのゾーニング(住み分け)である。
しかし断っておくが、本来のクラブは「音を楽しむ場」だ。
そこに酒類が提供され、楽しく音の波を満喫する場所である。
その楽しみ方は実に様々だ。
お酒を飲みながら、音楽をまったり聴く人、
身体を揺らし、飛びながら、音の波に乗っかる人、
全力で踊り、完全燃焼する人。それぞれである。
音楽を楽しみながらその楽しみを分かち合いたい人もいる。
それぞれが、迷惑を掛けずに楽しめるなら何も問題はない。
・本来のクラブイベント、新しいクラブイベント
さて、最近は音楽の多様化に伴い、
クラブイベントも多様化し、初心者にも行きやすいイベントが増えている。
そして、クラブのイメージとは、
結局のところ参加する「客層」によって決まっており、
その「客層」は「イベントの属性」によって変化する。
特にアニクラ、音クラなどはそのジャンルが好きな人が来るし、
単純に特定のジャンルが好きな人たちが集う。
そういった点から、
「自分にあったジャンルのクラブイベントに参加する」
これが、一番初心者向けでかつ、楽しめるアドバイスだろう。
・初心者向けクラブイベント
そして、個人的にダンスラ勢のクラブデビューとしては、
「音クラ」「ゲークラ」「アニクラ」「ボカクラ」辺りが、
楽しみやすいのではないかと考えている。
※それぞれ、音ゲー、ゲーソン、アニソン、ボカロ主体のクラブイベントのこと。
楽しめる条件として欲しいものは、
「知っている曲が流れる」
「そのジャンルに馴染みがある」だ。
知らないバンドのライブに行っても楽しみにくいのと一緒で、
知っている曲が流れるとテンションが上がるのはクラブも同じ。
加えて、これらのイベントは「客層」が近い。
ダンスラ勢はサブカルに馴染みがある方が多く、
そこまで客層が外れにくいことは、安心材料として捉えていいだろう。
その為、いきなりEDMバリバリのクラブに行くのは敷居が高い、
そういう方には向いているのではないかと思う。
そこで、クラブの世界を知って、次に繋げてみて欲しい。
・DJから行くクラブイベントを探す
これは音ゲーに触れている人向けなのだが、
音ゲーにも曲提供を行っているコンポーザーが、
DJとして参加するイベントに行ってみるのも良いだろう。
ダンスラ曲が掛かれば爆上がりになるのは間違いない。
なお、筆者はKors KがGimme a big beatを掛けたときに、
全力で飛び跳ねていたらしい。
2、知っておきたいクラブのこと、注意事項
・基本的なクラブの流れ
①入店
ほぼほぼ大方、クラブの入り口で、
入場料を払って、その証明として肌に直接スタンプを押したり、
リストバンドを付けてもらって入場する。
その時に、ワンドリンク制のところでは、
ドリンクチケットが貰える。それを引き換えに飲み物が注文可能。
飲み物はバーカウンターがあるので、
そこに置いてあるメニューを見て注文しよう。
なお、音が流れてるので、声を張らないと注文が届かない。私だ。
荷物については、クラブにもよるものの、
大抵の場合はクロークがあり、荷物を預けられる。
音楽とお酒に酔って、荷物を無くさないよう注意。
②それから
あとは自由。好きに音楽を楽しもう。
入場の証明があれば、再入場可なところは多いが、
ダメなところもあるので、出る際は注意しよう。
◎注意点
・年齢制限は厳守
これはクラブの存続に関わる。
「未成年への酒類の販売」
「違反となる年齢のナイトイベントの参加」
これは本当に気を付けて欲しい。
未成年であっても、義務教育修了者(高校卒業)なら参加〇もあれば、
「20歳未満は参加不可」というものもある。
主催者の方へよくよく確認をして頂きたい。
年齢詐称をして、お酒を飲む。ナイトイベントに参加するなどは、
開催しているクラブ、主催してくれた方、参加しているDJ、
楽しみに来てくれる参加者全てに迷惑が掛かる。
デイイベント(日中イベント)などもあるため、
そういったところに折り合いをつけて参加していこう。
・貴重品管理は気を付けよう
特にダンスラ勢は踊ることもあるため、
ポケットから財布やスマホを落とさないように。
あとは荷物を床に置くのはクロークがあるとこでは、
そもそもとしてNGなのだが、OKとしても置き引きには注意。
・踊る際は特に周囲への配慮を
Rockersであっても、Shapesであっても、
Hakkenであっても人が多ければぶつかる恐れはある。
ぶつからなくても、周囲に気を使って踊れて初めて、
クラブでのダンスが成立する。楽しいのは仕方ないが、
独りよがりにならないよう。
また、クラブによってはダンス不可のところもある。
良い曲が流れていても踊れないとこもあるから注意。
・飲みすぎ注意
音に乗っていると、ついつい飲みすぎることもある。
ただでさえ大音量で音楽が流れているので、
音で頭が揺られるなどで、気持ち悪くなる時は一気にくる。気を付けたい。
加えて、クラブではショットで強いお酒を飲むこともある。
テキーラなどが多いのだが、弱い人は無理しないように。
様々な種類のお酒をいれると、本当に悪酔いしやすいので、
自分のお酒の強さはしっかりと考えて、楽しいお酒を飲もう。
※ショット…原液のまま、1口分のショットグラスで飲む飲み方
・何か問題があれば、すぐにクラブのスタッフへ
声を掛けられて不快な思いをした、触ってくるなど、
特に女性の場合、何かあればすぐにスタッフへ。
客層が悪くなければ、そこまで心配はしなくて良いが、
万が一ということもある、スタッフさんの顔は覚えておこう。
3、まとめ
・クラブを楽しめるかは自分次第
ここまで書いてきたように、クラブは人が多く集まり、
酒類の提供もあるため、少なくともリスクは存在する。
そこだけははっきり述べておこう。
ただ、しっかりと起こり得る問題を把握した上で、
然るべき対応を取れば、リスクは管理できる。
それらを含めた上で、最後にまとめておきたい。
(初心者のためのクラブまとめ)
・行くクラブの情報をしっかりと集める
→チャラ箱と呼ばれるクラブはいきなりは敷居が高い。
とはいえ、これは行く時間帯にもよるので、行ったことがある人に聞くと〇。
・知っているジャンル、DJがいるイベントへ行く
・出来るなら最初はデイイベントへ
→いきなりナイトイベントは割と敷居が高い。
12~18時のイベントも多いので、そういうところから。
・友人と楽しむ
→最初から一人でクラブはなかなか敷居が高い。
信頼できる人とガッツリ楽しみに行くのは推奨。
しっかりとした音響環境で好きな曲を浴びる。
クラブで出来るのは、そんな非日常の体験だ。
そして、ダンスラッシュでシャッフルを学んだ人であれば、
そこに音の波に乗るという選択肢まで増えるのだ。
しっかりとリスク管理をして、是非一度楽しんでみて欲しい。
2019.7.4 Hachi