月200時間残業の社畜が辿り着いたのは、シャッフルダンス漬けの日々でした。

社畜だって楽しい人生を送りたい。200時間残業→10時間残業で収入10倍になって、趣味や生きがいに生きるハイブリッド社畜のブログ。シャッフルダンスの話がメイン。たまにアイドルなどの話もします。Youtubeでダンス動画等も公開しています。

Page.54「Neoswingで自由に楽しんで踊るために」

今回は「Neoswing」の話。

そう、久しぶりにダンスの話題である。

少しずつ、Neoswingが身体に染みつきつつあり、

体験を言語化できるようになったので、

前の内容を踏襲しながら、まとめていきたい。

 

毎度恐縮ではあるが、良いなと思った方は、

記事の下にあるスターをクリックしてくれると助かる。

過去の練習動画などもあるので、Youtubeチャンネルもどうぞ。

 

www.youtube.com

Twitterはこちら。よろしくお願いします。

twitter.com

 

以下、目次だ。

 

1、まず覚えたい基本的な動作、流れについて

基本ステップ、基本ムーブについては、

過去の記事をご参照頂きたい。

 

oblectamentum-ingenium.hatenablog.com

今回はその記事を踏まえ、実際に踊るために必要な技術の話となる。

 

一応、念の為注釈をいれておくが、

あくまでこれは筆者のNeoswingについての見解であって、

全てのNeoswingに通じるかどうかは別だ。

参考になれば幸いという考えで書いているので、

ヒントの一つとして、見て頂ければと思っている。

 

・まずはステップを意識してみよう

Neoswingと言えば、腕の動きも特徴的であり、

色々とやってみたいと思われるかもしれないが、

まずはステップから練習することをオススメしたい。

 

というのも、最初は上半身と下半身のムーブを合わせるのが難しく

そこで挫折してしまうケースもよくあるため、

まずは楽しく踊るという観点から、ステップを覚えて欲しい。

 

①V-Shifting(クラブステップ)

過去のムーブにも出てきているNeoswingのベースとなるムーブだ。

まずは4分のリズムでゆっくりとステップを踏んでみて欲しい。

恐らく、これは少しやってみると割と出来るはずだ。

クラブステップに慣れていない方は、ゆっくりな曲で練習することを推奨する。

 

(初心者の方は)

・リズムを意識して、しっかりとステップを踏む

クラブステップの場合、「開く、閉じる」という動作になるが、

音に合わせて、一つ一つの動作をしっかり行うことは大切

動きを確認しながら、変な癖が付かないよう気を付けたい。

 

(慣れてきた方は)

・アップダウンを意識する

動作に緩急を付けて、動きを大きくすることが出来る。

筆者はよく、足を開くカウントでダウン、

足を閉じるカウントでアップを取ることが多い。

 

・腕の振りを入れてみる

ウォーキングをするように、肘を曲げて腕を振る動作は、

Sven ottenも使っているムーブの一つだ。

アップ、ダウンに合わせて上手く取り入れてみて欲しい。

 

慣れてくれば、そこに合わせてラウンドやポイント、

バタフライなどの各ムーブも入れることが可能。

でもまずは、しっかりと形を作ることを意識したい。

 

②Phase-shifting(Vフロント)

足の形的にクラブステップから繋ぎやすく、

かつ、Neoswingでもよく使われているため2番目に挙げた。

 

クラブステップからの繋ぎとしては、足を開く、閉じるどちらでも良いが、

次のカウントで足をランニングマンのように上げ、次のカウントで蹴り出す。

アップで足を上げ、ダウンで足を下ろすイメージとなる。

 

その場でやるよりは、Ottenのようにしっかり前方へステップしよう。

ステップで動きを出すと、ダンスの情報量が増えるので見栄えが良くなる。

 

③ランニングマン

特筆すべきことはあまりないのだが、

しいて言うならば、形としてはCuttingshapesに近く、

足を上げて、踵から蹴り出す形のものとなるため、

RockersやMASのような形だと、Neoswing感が薄くなるので注意が必要。

 

④Cross walk(チャールストン

ご存じ足を交差するあのステップだ。

基本的な動作としては書くことはないのだが、

慣れてきた方は、チャールストンのステップで、

縦横の移動幅を増やす、足の上げ幅を広げるなど、

チャールストン単体での表現の幅を広げていくと、

Sven ottenのようにステップで魅せることに繋がっていく。

 

他にも、X jump(クリスクロス)、V travel(Tステップ)などもあるが、

とりあえずはこの辺りで踊れるようになって、慣れたらムーブを増やそう。

正直、それだけでも非常に楽しい。

 

2、Neoswingらしさを増すための注意ポイント

ここからは、ある程度Neoswingを練習して、

伸び悩んでいる方向けの内容となる。

 

というのも、ここからはムーブというより、

チュートリアルに出てこない意識的なポイントだからだ。

筆者が練習しながら意識しているポイントでもある。

箇条書きになるがご容赦いただきたい。

 

・シルエットの意識

Neoswingで使われる上半身のムーブとして、

代表的なものとなる、腕を回すラウンドと一点を指すポイント。

最初のうちはどうしても動きに意識が行くため、

形が崩れやすく、出来るようになった頃には癖が付いている、

というようなことが起こる。主に筆者の話だ。

 

ラウンドもポイントも「腕、あるいは手が通るラインの意識」は重要で、

その通った点を繋いで、円や線が出来上がっている。

ラウンドであれば腕を回す際には、

「12時、3時、6時、9時の4点」を通る意識が大切だ。

 

ポイントはLockinのポイントのように、身体を添うように手が上がり、

肩口から水平に指したい箇所へ腕が出ていくことで綺麗なシルエットになる。

鏡の前でしっかりと形を確認しながら練習したい。

 

・アップダウンの意識

何だかNeoswingっぽい動きにならないと悩む方は、

ただ単にムーブを行っているだけになっていることが多い。

 

例えば、V-shifting一つとっても、

外側に足を1回開くシングルのムーブの時に、

足を開くだけの動作をしているか、斜め上に腰と同時に足を開くかで、

表現力が変わってくる。こちらも鏡の前に確認してみよう。

 

V-shiftingでアップダウンを取れるようになると、

上半身のムーブも躍動感が出てくるため、ラウンドやポイントも、

動きが魅力的になってくるだろう。

 

・顔(視線)の表現

意識するとイメージが変わるポイントの一つ。

頭でリズムを取るという方が表現でも正しいかもしれない。

やりやすいのは、ポイントをする際に手を向けた方向へ視線を向ける

あるいは頭をポイント方向に倒してリズムを一緒に取る、という方法だ。

こちらも色々試してみて欲しい。筆者も色々研究中である。

 

・ムーブの幅を広げるための考え方

イデアを出すための技術というものがある。

詳しくは、「ジェームス・ヤング著:アイデアのつくり方」や、

オズボーンのチェックリストなど、色々調べてみて欲しい。

そういった考え方をダンスにも応用することは可能だ。

 

筆者がよくやっている、簡単な考え方を紹介するが、

様々な要素を掛け合わせて、発想を出してみる方法だ。

 

〇Neoswing×Poppin

ヒットやウェーブを取り込めないか?

Neoswingのムーブ中にヒットを入れたり出来ないか?

Poppinの要素をNeoswingにアレンジ出来ないか?

 

〇Neoswing×Lockin

トゥエルやポイント、ペーシングなどの上半身ム―ブだけでなく、

スクービードゥ、スクーバーなどステップも取り入れられないか?

Neoswingらしいトゥエルやクロスハンドは出来ないか?

 

〇Neoswing×Cuttingshapes

ShapesとNeoswingのステップの違いは何だろうか?

Shapesのステップを違和感なくNeoswingに取り入れるためには?

 

などなど、要素を組み合わせること、足し引きすること、

定義を問い直す事はアイデアの発想の基本であり、最重要項目だ。

 

もちろん、規定のダンスジャンルだけでなく、

「踊ってみた」や「DanceDanceEvolution」など、

人の振り付けなどからもアイデアを発想することは出来る。

既存の発想に縛られず、色々なことを試してみたい。

 

一つだけ、気を付けたいこととしては、

「これはNeoswingではない」と自分の発想を縛らない事。

確かに既定路線としてJustSomeMotionの作り上げたNeoswingがあり、

その枠組みを意識することはとても大切だし、筆者もそこは忘れていない。

 

ただ、色々なムーブを試して、枠を一度広げてみて、

そこから取捨選択をして、スタイルを作り上げていく方が、

伸び率は圧倒的に異なってくると考えている。

 

こればかりは、人がどういうこう言う問題ではなく、

「自分の好きなダンスを踊る」「自分のNeoswingを追及する」

そんな考え方で良いのではないかというのが、個人的な感想だ。

 

3、まとめ

前にも出したが、素敵な言葉なので再掲。

最後にTakeSomeCrimeのForscytheの言葉を贈ってまとめとしたい。

 

Everyone moves in a different way.

Every body has a natural flow that is unique.

Of course, when learning to dance,it's best to look up to someone,

but it is inevitable that one's movements

deviate from the movements of another.

 

「人によって動き方は違う。

誰もが独特の自然な動きというものを持っている。

もちろん、ダンスを覚えるには誰かの踊りを参考にするのが一番だけど、

人の動きは必ず他人の動きから逸脱するものなんだ」

 

STRONGER THAN PARADISE 踊るシャーデー鑑賞記

「takeSomeCrime 独占!踊る空手インタヴュー」より抜粋

https://strongerthanparadise.blog.fc2.com/blog-entry-191.html

 

人の数だけダンスはあるし、同じ数だけ魅力がある。

やり続ければ、どこかで評価は付いてくると信じて、

今は歩き続けていきたい。

 

2020.2.13 Hachi