月200時間残業の社畜が辿り着いたのは、シャッフルダンス漬けの日々でした。

社畜だって楽しい人生を送りたい。200時間残業→10時間残業で収入10倍になって、趣味や生きがいに生きるハイブリッド社畜のブログ。シャッフルダンスの話がメイン。たまにアイドルなどの話もします。Youtubeでダンス動画等も公開しています。

page.39「Neoswingらしく踊るためのたった2つのコツ」

前々回の続きで「Neoswing」である。

ESSの広報担当みたいになっているが間違いではない。

 

※ESS…Electro Swing Societyの略。

 ElectroSwingで踊る人たちのためのコミュニティのこと。筆者も創設メンバーの1人。

 

毎度恐縮ではあるが、良いなと思った方は、

記事の下にあるスターをクリックしてくれると助かる。

過去の練習動画などもあるので、Youtubeチャンネルもどうぞ。

 

www.youtube.com

 

先日、福岡にてShuffleの練習会が開催された。

福岡のダンス人口を把握出来てはいないのだが、

Shuffle界隈としてはまだそこまで多くないのではと想像するが、

少しずつ増えてきている気がしている。

 

その練習会の中で、一部時間を頂いて、

誠に僭越ながら、Neoswingの講習会をさせて頂いた。

限られた時間の中だったので、「V shifting」や「Crosswalk」などの、

基礎ステップの紹介と、カウントを取っての練習のみに留まったが、

ElectroSwingで踊るという楽しさを少し感じ取って貰えたようだ。

 

さて、今回はその指導をする中、実際に踊る中で感じた、

ステップごとの繋ぎ」について考えていきたい。

 

以下目次だ。

 

1、ステップの繋ぎについて

・ステップ毎の継ぎ目について

Shuffleを初めとして、基本的にはダンスは、

各ステップが繋ぎ合わさって構成されている。

 

Shuffleで言えば、

・ランニングマン

・Tステップ

・スライド

・ターン etc…

 

やるとわかるが、一つ一つの動作で完結しているわけではなく、

ステップの終わりの動作」と「次のステップの始まりの動作」が繋がって、

スムーズに流れていき、一つのダンスとして洗練されていく。

 

一番わかりやすいのは、

ランニングマンの1カウント目の片膝を上げた状態と、

Tステップの膝を上げた状態である1カウント目はほぼ同じ体勢であって、

そのため、理屈としてはランニングマン⇔Tステップは自由に切り替えられる

 

しかし、各ステップについては沢山Tutotialが存在し、

ステップの習熟度は上がりやすくなっているものの、

ステップ同士の繋ぎについて」はあまり言及されていない。

 

ここをきちんと理解し、応用が利くようになることで、

ダンスの幅が広がることは間違いないだろう。

 

・共通箇所を見つける

ここで言う共通箇所とは、各種ステップの中での、

同じような形をとる瞬間」のことを指す。

上記のランニングマンの1カウント目のような形だ。

 

このように共通箇所が見つかることで、ステップは繋がっていく。

ステップの派生図が出来上がっていくのだ。

 

これはパズルのピースを見つける作業に近しく、

自分の出来るステップが増えるほど、そのピースが増えていく。

特にCuttingshapesについてはその引き出しの多さが顕著に現れる。

 

2、NeoswingとCuttingshapesの共有点と違い

・Cuttingshapesにおける「繋ぎ目」

聞いた話では、Cuttingshapesの名前の由来として、

ステップの形を切り取って繋いでいく」ことが挙げられる。

 

例えば、両足をクロスするクリスクロスから着地し、

Vステップへ繋げ、そのままツイストターンで回った勢いのまま、

ツイストで上げた足を蹴り下ろしてランニングマン。のように。

 

このような目まぐるしい繋ぎを求められるのがCuttingshapesだ。

 

ここで注目して欲しいのは、ステップ同士の間だ。

一つ例に挙げて考えてみよう。

 

・クリスクロス→Vステップ

Vステップの1カウント目は足が「ハの字」になっており、

2カウント目で足を「逆ハの字」に開くのだが、

クリスクロスでジャンプして足を交差する段階で、

このVステップの1カウント目に繋がっている。

 

つまり、ポイントとしては

・ステップの途中から、次のステップに繋げる

・カウントを止めない(ゆっくりでも良いのでスムーズに繋げる)

・リズムを意識する

これはCuttingshapesを考える上でのポイントとなるだろう。



・Neoswingにおける繋ぎを考える

上記のCuttingshapesのように、ステップを繋いでいくことを、

コンボ(Combo)」と呼ぶ。格ゲーとかで良く聞くあれだ。

 

ただ、Neoswingにおいてはその概念で語られることはない。

 

ここから、Neoswingの特徴について少し考えてみたい。

あくまで私見であることは断っておく。

 

 ①同じステップが長く続く

 ここがCuttingshapesとの一番大きな違いと筆者は考えている。

 Cuttingshapesの場合は、ステップ自体は多くても3~4カウントで、

 次のステップに繋がっていくことは大きな特徴で、

 あまり長く同じステップを使うと見栄えが悪くなるまである。

 

 逆に、Neoswingにおいては長く同じステップを使う

 8カウント以上使われることも割とある。 

 

 ②ステップ内における「規則性」と「ランダム性」

 「規則性」という言葉もCuttingshapesとは相対する概念だ。

 Cuttingshapesはランダムに変化する情報量の多いステップであり、

 その変化が見るものを魅了する。見てて何やってるかわからないってない?

 

 これは完全に筆者の私見となるが、

 Neoswingのベースには「規則性(Regularity)」があるように感じる。

 NeoswingのTステップである「V travel Tip」は、

 RockersのTステップと違い、基本は左右の繰り返しであり、

 あまりランダム性を高めすぎると、別ジャンルのダンスに見える。

 

 その点から、Neoswingに共通するムーブの特徴として、

 「今何のステップをしているかわかるレベルの規則性が挙げられる。 

 少し語彙力が悲しいことになっているが、

 これが筆者の感じているNeoswingの特徴に一番近いものだ。

 

 ※ただし、上半身のテクトニック要素については、

  割とランダムである。頭がかなり混乱する一番の要素だ。

 

・つまりは?

最初は「V Shifting」だけ「Crosswalk」だけでNeoswingを踊ってみよう。

足が追い付いてきたら、好きな方向を指す「ポイント」を合わせたり、

腕をグルグル回す「ラウンド」も含めて、楽しんでみて欲しい。以上だ。

 

3、まとめ

・Neoswingはとっつきやすいジャンル

異論は認める。いや、かなり異論が出そう。

念のため、また説明はさせて頂きたい。

 

 ・ElectroSwingで踊るため、BPM110~130程度 → 初心者向け!

 ・Cuttingshapesのように、忙しくステップが変わらない → 初心者向け!

 ・一つのステップを覚えれば、それで割と踊れる → 初心者向け!

 

いかがか。ダメだろうか。

 

確かに、一番ネックになるのはTeckToniK要素だろう。

WaterdollやPendulumsもかなりの曲者である。

※Waterdoll、PendulumsはNeoswingの上半身のムーブのこと。

 詳しくは前回の記事を参照。

oblectamentum-ingenium.hatenablog.com

それでも、それでもだ。

 

最初はNeoswingの中でも取っつきやすいステップの、

VステップやV shifting、CrosswalkにMr.Xを使って、

お気に入りのハットを被って、スーツを決めて、

ノリノリで踊ってみて欲しい。

 

きっと言いたいことは伝わるはずだ。

 

2019.5.28 Hachi