page.38「ダンスラッシュは初心者お断りか?」
今回は久しぶりの「ダンスラッシュ」の記事だ。
色々なジャンルのダンスへ傾倒したとしても、
ダンスラッシュへの恩は決して忘れてはいない。
今回は文字数少な目でライトな記事だが、
内容自体はそれなりに大事なことを書いている。
早速目次だ。
1、現在のダンスラッシュ
・ダンスラッシュを取り巻く環境
稼働1周年を迎え、初のKACも盛況のうちに終わり、
ダンスラッシュ曲中心のクラブイベントも開催され、
今でも新曲が定期的に配信されているダンスラッシュ。
私見ではあるが、ゲームセンターに置いてあるダンスラッシュの印象が、
「なんかピカピカ光っている謎のゲーム」から、
「何のジャンルか知らないけど、ダンスするゲーム」くらいには、
認知度も少しずつ上がってきているように感じる。
それに伴い、一度やってみようというビジターが増え、
そこで何か感じ入るものがあった人はハマるという構図が出来ている。
ただ、一つ難点があるとすれば、
「初心者から見れば、参入障壁が多少なりともある」ことだろう。
その辺りも踏まえて、少し考えていきたい。
・ダンスラッシュを通じたコミュニケーションの強さ
「ダンスラッシュは良質なコミュニケーションツール」である、
というのは筆者の持論だ。異論は認めるが説明はしたい。
1、ダンスラッシュ自体に「音楽」「ダンス」「音ゲー」の要素がある
2、それぞれに話題があるため、プレイヤー同士の会話が成立しやすい
3、「ダンス」を教える、情報を共有するという文化がある
こういった素地がゲームの裏側にあるため、
これを下地にして、場所や年齢などを飛び越えて会話が出来る。
「ダンス(ラ)は国境を超える」という言葉も頷けるほどだ。
2、初心者ウェルカムなダンスラッシュ界隈になるために
・ダンスラッシュは初心者お断りか?
とはいえ、上記の話はあくまで「コミュニティ内」での話である。
1年経てばある程度のコミュニティが出来上がっており、
なんだって、ある程度輪が出来上がったあとに輪に入るのは難しい。
いくら歓迎をしていても、気後れすることは避けられない。
ぶっちゃけ、初心者の横でバリバリ踊られると辛いだろう。
しかも、それがグループでみんなでワイワイやっていると尚更だ。
筆者は特に気にしないタイプだが、辛い人は辛いと推測する。
とはいえ、別にダンスラッシュは初心者お断りではない。
これだけは声を大にして言っておきたかった。
コミュニティの歴史が若いこともあり、
プレイヤー全体が「始めた頃の記憶」を共有しているため、
初心者に対して、「教えるからどんどんやって」という気持ちが強い。
民度が低くない、珍しい界隈と言われるのはこの辺りが要因なのかもしれない。
とにかく楽しいよ!ハマるから絶対!
わかんなかったら聞いて!めっちゃ聞いて!
初心者でも上手くなれるよ!ダンス楽しいよ!
という気持ちをかなり我慢しながら温かい目で、
新規プレイヤーを見ていることは間違いない。私だ。
・意識しておきたい集団心理について
しかして、コミュニティが出来ればそこには集団心理が生まれる。
ある程度、どのような心理効果が生まれるかは知っておきたい。
1、不敗幻想
「この集団には力があり、私はこの集団の一員である。
他の所属している人も、この集団のために力を割いている」
集団は常に一致団結しているべきである。という心理。
反対意見とかって言いにくいよね。という心理効果の根幹。
リーダーや力の強い人がいるグループでは生まれやすい。
本来、反論があってこそ多様性が生まれるので、
コミュニティ内としては、難しいところ。
2、普遍感(バンドワゴン効果)
他の人もやっているから、が成り立つ心理効果。
個の弱点を補うための集団なのだけど、
ある程度、独立した個である必要は常にある。
特に、集団にもいろいろあって、
「楽しさを共有する」ためのコミュニティは繋がりも緩い。
血の掟みたいなものはない。当たり前だけれど。
とはいえ、コミュニティを盾にして、好き勝手やれば、
内側から見事に弾かれるだけだろう。それくらいの自浄作用はある。
コミュニティには良いことも、悪いこともたくさんあるが、
発言や行動に自覚が伴っていれば、そうおかしなことにはならない。
大抵の場合、軽率な行動には責任と自覚が足りないだけに過ぎない。
3、まとめ
・楽しく遊ぶことが第一
人が増えれば、気を付けることも増えるだけで、
結局のところ、
1、楽しく遊んでいれば、人も寄ってくる
2、寄ってきた人を温かく迎えてあげれば、更に人は増えていく
3、気になることがあれば、受け入れやすい言葉を投げる
4、どうしてもダメなら離れる
この4点さえ守られていれば、大丈夫なのではないかと筆者は感じる。
それくらい、ダンスラッシュ界隈は初心者ウェルカムな現場だ。
・これからカッコよくなりたい初心者の方のために
末筆になって申し訳ないが、初心者が上手くなるための、
フローチャートを置いておこう。
1、レッスンを見よう、ステップを知ろう
→これはダンスラッシュのレッスンでもいいし、
YoutubeのTutotial動画を見てもどちらでもいい。
ランニングマン、Tステップを覚えるだけで音ゲーからダンスになる。
こういうステップがあるということを知ろう。
2、ステップを使ってノーツを取ろう
→実際のノーツに合わせて、覚えたステップで踏もう。
最初はランニングマンノーツ、Tステップノーツで踏みがちだが、
慣れてくると、曲中全てをランニングマン、Tステップで踏める。
ゆっくりな曲で、単ノーツは全てステップで取ってみよう。
3、人のダンスを見て、新しいステップを取り入れよう
→良いものはパクれ。以上だ。
やりながら困ったことがあれば、たぶん周りも助けてくれるし、
1聞けば、確実に10くらいは返ってくる。
始めたころは誰だって下手なのだ。
その気持ちを忘れないうちは、優しくなれる。
気持ちがささくれるときは、始めたころの気持ちを思い出そう。
Let's enjoy dancerush!
2019.5.22 Hachi