月200時間残業の社畜が辿り着いたのは、シャッフルダンス漬けの日々でした。

社畜だって楽しい人生を送りたい。200時間残業→10時間残業で収入10倍になって、趣味や生きがいに生きるハイブリッド社畜のブログ。シャッフルダンスの話がメイン。たまにアイドルなどの話もします。Youtubeでダンス動画等も公開しています。

page.33「しなやかさと滑らかな美しさ、Vougeingの魅力に迫る」

前回のNeoswingに関連のある話。

少し触れてはいたがTecktoniKの前身となる「Vougeing」の話をしたい。

 

その前にお礼だが、前回のNeoswingの記事が1週間で100PVを超えた。

このブログは「ダンスラからシャッフル、ひいてはダンスに興味を持った、

ただの社畜が同じような方に向け、知識の共有のために書いている」ブログのため、

基本見てくれる人がまだ少ない。非常に感謝している。

 

出来れば、「読者になる」ボタンで読者になってくれたり

記事の下にある「スター」ボタンで応援してくれたらもっと書く。マジだ。

ついでにYoutubeチャンネルでは色々ダンス動画もあがっているため、

これから始めてみようかなという方の参考になれば幸いである。

www.youtube.com

 本気の冗談はさておいて、今回のコンテンツはこちら。

 

・Vogueingとは?歴史やスタイル論

・Vougeingの基本を押さえよう

・VougeingとTecktonikを繋ぐ考え方

 

いかがでしたか?とは書かないので見ていって頂きたい。

 

◎Vogueing、Wackingについて

まずはVogueingだ。こちらを見ていただきたい。

www.youtube.com

手だけでなく指先まで意識を割いた細やかな動き、

しなやかさ、女性らしさを追求した(ように筆者は感じている)綺麗さ。

動作だけでなく思想もTecktonikに影響を与えていることはわかるだろう。

 

概要はWikiからお借りしよう。

ヴォーグVogue)ないしヴォーギングVogueing)は1960年代に「ボール・ルーム」と呼ばれたダンス・シーンから発展した非常に様式化されたクラブダンス及びストリートダンスである。1980年代のアメリカ合衆国の都市部のゲイ・クラブシーンで知られる様になり、1990年に同国の歌手マドンナのシングル『ヴォーグ』のミュージックビデオで披露され[3]1991年サンダンス映画祭審査員特別賞を受賞したドキュメンタリー映画パリ、夜は眠らない 』(1990年)が公開されたことなどから、大衆化した[2]。近年、アメリカのダンスバトル番組『America's Best Dance Crew』に出演するダンスグループ「ヴォーグ・エボリューション」により再び国際的な注目を浴びている。

ヴォーギング - Wikipediaより抜粋)

 

・Vogueingの各種スタイル

 1、オールドウェイ(1980年代)

  オールドウェイは左右対称、動きの精度、上品で滑らかな動きが特徴。

 初期のスタイルということもあり、ハウスなどゆっくり目な曲に合わせて踊り、

 シンプルなポージングが多い。

 

 2、ニューウェイ(1980年代後半)

  より厳正で幾何学的な動きのパターン「クリック」(手足のねじれ)、

 「アームズ・コントロール」(手先の早業と手首の幻想的な動き)が特徴。

 曲調も早めのハウス等、BPMが上がり、高速化、複雑化して高度になっている。

 

 3、ヴォーグフェム(1990年代)

  女性の滑らかな動きが極端に誇張されたもので、バレエモダンダンス

 ブレイクダンシングに影響を受けている。また、ジャンプ、トリック、

 アクロバット、フリップといった動きを含んでいる。

 

 ここから、「キャットウォーク」「ダックウォーク」「ディップ」(※後述)

 といった、ハンドワーク以外の動作も現れ、更に動作が多様化した。

 

ただ、Vogueingの動画を色々見てみたが、最近は大体がヴォーグフェムで、

オールドウェイの動画はあまり見当たらなかった。

というよりは、オールドウェイから各々の要素を取り込み、

正当に進化していった結果がヴォーグフェムというスタイルなのかもしれない。

 

・Vogueingの基礎を知る

さて、ここからは筆者の考察になる。

動画を見ながら、一つずつ分解して考えてみたい。

www.youtube.com

www.youtube.com

・ハンドワーク

1つ目の動画はハンドワークが中心となっており、

見ていくと分かるのが、動作の複雑さ。

ニューウェイで生まれた「アームズコントロール」は、

指先まで動作の一環として用い、ムーブの形の重要な要素として捉えられている。

 

逆に言えば、稼働箇所が多い分動作の多様性が高く、

一つ一つ動作を押さえていけば、確実にバリエーションが増えていくだろう。

 

なお、Tecktonikでは簡素化され、

よりリズムに乗りやすい形に改良されているようだ。

 

・キャットウォーク、ダックウォーク、ディップ

これも動画を見てもらった方が早いだろう。

www.youtube.com

キャットウォークは腰から重心を左右に落としつつ歩くムーブ。

腰のアイソレーションのしなやかさが女性らしい動作を生み出している。

 

www.youtube.com

ダックウォークはかがんだ状態から、つま先だけでしなやかに弾んで移動するムーブ。

一回この動作を試しにやってみてほしい。死ぬほどしんどい。

 

www.youtube.com

ディップは床にしなやかに倒れ込むムーブ。

試しに筆者がやってみたときはビターン!ってなった。

 

・まとめ ~VogueingとTecktonikを繋ぐ~

Vougeingはマドンナの「Vogue」のPVが初出であり、

現在も多くの女性アーティストが取り入れるほどにダンスジャンルとしては、

高度に様式化されていて、今でも洗練され続けている。

 

その中心にあるのは「女性性」であり(反対意見はあると思うが)、

これを「ダンスの要素」として取り出して改良され派生したものが、

「Tecktonik」なのではないかとも思う。

 

ただ、ここで考えたいのは「Vougeing」<「Tecktonik」<「Neoswing」と、

取り入れ変遷していく中で、動作に共通する部分はあるものの、

「しなやかさ」と「キレ」、「流麗な動作」と「躍動感」など、

時代とともに、ダンスの中身は変わっていく。ということ。

 

Vougeingは女性的過ぎてどうも合わない…

キャットウォークみたいな動作は自分のダンスに似合わない

 

この記事を見た人の中でこういった意見を持つ人もいるだろう。

もちろん、そういった考えだって間違いではないのだ。

 

ただ、一つだけこういう風にも考えてみて欲しい。

このスタイルをどうすれば、自分のスタイルに取り込めるか?

この滑らかさを逆にダイナミックに動かせばカッコいいのでは?

 

こういった、貪欲に様々な要素を取り入れる考え方は、

ダンスだけでなく、貴方の視野を広げ、人生に彩りを与えてくれる。

何だってとりあえず試してみる。そこから考えたっていいではないだろうか。

 

2019.3.16 Hachi