page.47「初めての人のTeckTonik+Neoswing」
今回はダンスジャンルの一つ「TeckToniK」に触れる。
Neoswing界隈ではよく出てくるジャンルであり、
割と頻出項目であることは確かだ。
TeckToniKに興味があるという方、
そもそもどういうダンス?ということから、
Neoswingで押さえておきたいポイントに触れていく。
以下、目次だ。
毎度恐縮ではあるが、良いなと思った方は、
記事の下にあるスターをクリックしてくれると助かる。
過去の練習動画などもあるので、Youtubeチャンネルもどうぞ。
1、TeckToniKというダンス
Neoswingに触れている方にはある程度馴染みがあるジャンルだが、
ダンスラッシュでダンスに触れた方にとっては、
少々耳慣れない単語ではないかと思うので、簡単に触れておこう。
出来る限り調べて書いているが、私見が多分に混ざっているため、
「これはこうなのでは?」という点があれば是非教えて頂きたい。
・TeckToniKというもの
2000年にパリにて流行したダンスジャンル。
発祥はベルギー発と言われており、その後フランスにて流行し今の形に。
ダンスの動画を見ていると、Vogueing、Wackingの影響が見える。
特に上半身のしなやかな動き、体重移動の仕方は、
Vogueingで使われているムーブを彷彿とさせるのだが、
Electro、Hardstyleといった曲調で踊られることも多く、
力強いキックに合わせて、ダイナミックに踊るスタイルは独自性を感じさせる。
細かい話の前に、まずは動画をどうぞ。
www.youtube.com引用元:「Tecktonik」 Katerina volkova
・TeckToniKの特徴
動作の中心となるのは上半身のムーブであり、
ダンスの8割くらいは主に腕を使う。
中でも、Hairsplay、Hairtonikと呼ばれる、
頭を撫でるようにぐるりと腕を回す動作と、
(Hairtonikが正面に対して順回転、Hairsplayが逆回転?)
手首や腕を複雑に回転させるButterflyは特徴的。
そこに肘を支点に腕を回すWheelと、
指をさすPoint、腕を回すRoundで構成されている。
※色々調べたのだが、各ムーブの名前が正式なものかは不明で、
筆者が便宜上、聞いた範囲で表記している。
・TeckToniKらしさを作るリズム
筆者もNeoswingを踊る上でTeckToniKに触れたのだが、
練習して、いざ動画を撮ってみると何か違うことに気づく。
色々と試行錯誤してわかったことは、
「キックのリズムに合わせてムーブを行う」
「全ての動作の基本はアップのリズムに合わせて行う」
この2点で、特にムーブをアップのリズムで取ることは、
TeckToniKを行う上で重要となる。これはNeoswingでも同様だ。
因みに、「アップ」でリズムを取るというのは、
リズムに合わせて重心を上に上げるイメージだ。
キックに合わせて胸や肩で身体を上に引っ張る感じで動かすと〇。
それを意識して踊ってみたのがこれ。
試しにこの動画一番最初にやっているHairtonik<Pointを、
「アップ」を意識せずにやってみて欲しい。
リズムに乗っている感じが出ずに、動きが単調になるだろう。
その点から、「全てのムーブをアップで行う」ことは、
TeckToniKだけでなく、NeoswingでTeckToniKのムーブを使う際にも、
有用なので覚えておきたい。
・らしさを更に上げるためのコツ
「各ムーブの際、顔を向きにも意識を配る」
特にHairtonik<Pointのコンボの時など、
キレ良くPointする方向へ視線を持っていくと見栄えが良い。
2、NeoswingにおけるTeckToniK
・1から始めるNeoswingのためのTecktonik
これは筆者の私見のため、あくまで参考になるが、
少しくらいは形になる程度には使えるようにはなることは保証する。
①アップのリズムを覚える
好きな曲、踊りたい曲で構わないので、
「タン、タン、タン、タン」の4分のキックに合わせて、
アップをしっかりと取る。
②アップのリズムに合わせて各種ムーブしてみる
Hairtonik<Pointや、Round<Pointなどを、
リズムに合わせて色々と試してみる。
この際、1カウントに1つの動作を行う。あくまでリズムを忘れずに。
③V shiftingを混ぜる
ここが割と難関な気がする。
まずはリズムに合わせて、V shiftingと上半身のムーブを同時に行う。
個人的にはRound辺りが一番やりやすい気がする。
イメージとしては、カカトを軸に膝を開いてV shifting、
それと同時に腕を回してRound。カウントは回し始めで取ると〇。
慣れてきたらHairsplay<PointなどをV shiftingと合わせてやってみよう。
3、まとめ
この記事でTeckToniKをやってみたい!と思えたなら幸いである。
簡単なまとめは以下の通りだ。
・まずは基本ムーブを覚えよう
・アップカウントでしっかりリズムに乗ろう
・Neoswingに流用する場合はV shiftingに合わせる練習を
Tecktonikは上半身のムーブの強化にはとても有効で、
ダンスラッシュをする際でも、色々と使えるだろう。
このように、新しいダンスジャンルを調べたり、
動画を見てみることは、それだけでも世界が広がる。
更に興味があれば練習をすると引き出しも増えていくので、
これを機会に、色々な世界に飛び込んでみて欲しい。
2019.8.31 Hachi