月200時間残業の社畜が辿り着いたのは、シャッフルダンス漬けの日々でした。

社畜だって楽しい人生を送りたい。200時間残業→10時間残業で収入10倍になって、趣味や生きがいに生きるハイブリッド社畜のブログ。シャッフルダンスの話がメイン。たまにアイドルなどの話もします。Youtubeでダンス動画等も公開しています。

page.36「本を読むとダンスが上手くなる不思議」

今回も「ダンス×???」シリーズだ。

少なくともダンスは攻めではない。

 

ダンスはアウトドアかインドアかを尋ねれば、

十中八九アウトドアかつパリピの趣味と答えるだろう。

それくらい、ダンスとインドアは乖離している。

 

だからこそ、アキハバラボーイズというダンスグループの存在が、

オタクなのに踊れる」という一つの個性として輝いて見える。

逆を言えば、「オタクにダンスは難しい」という話になる。

 

だが、筆者の考えとしては少し異なる。

インドア、運動しない人でもダンスは上手くなれる」。

ちゃんと考えて、理解さえすればいくらでも。ということだ。

 

ということで、今回のテーマは「ダンス×本」。

本を読むことはダンスを上手くするか?」である。

繋がりがわからないって?それはさておき以下目次だ。

 

 

1、本を読むことと、考える力の関係

・考える力はダンスにどう影響するか

ダンスは身体の感覚だから、やり方は人によって違う

これは筆者自身も正しいと感じるし、実際の所そうだろう。

 

だが、ある程度ダンスには型がある。

フットワークやステップ等がそうだが、そこには決まったやり方があり、

どう動かせば解決するか」は考えることで解決が出来る。

 

決まったやり方がある「結果」の再現を行うこと

それが「模倣」と呼ばれる技術である。

そして、それを補佐するために活躍するのが「考える力」というわけだ。

 

なお、身体感覚が優れている人は確かにいる。

見たままをそのまま再現できる人だ。

今回の記事はそういう人はスルーして頂いて構わない。

 

あくまで、身体感覚を補佐するために言語を使うという話である。

 

・動作を言語化することの意義

一番の目的は「誰でもわかるようにする」ためだ。

感覚は固有のものだが、言語は共有されている。

 

そのため、言語を一度経由して、自分の感覚に落とし込める。

ある種、翻訳機のようなものに近いのかもしれない。

 

(イメージ)

Aの感覚 → 言語 → Bの感覚

 

ただし、ここで問題となってくるのは、

翻訳された言葉をきちんと自分の感覚にデコード(復元)出来るかである。

 

例として、ダンスにおけるクラブステップを挙げてみよう。

あのカニ歩きのような、ハの字、逆ハの字を繰り返すステップだ。

 

ポイントをいくつか箇条書きにしてみる。

1、移動方向側のカカトを軸につま先を開く

2、同時に逆足はつま先を軸にカカトを内側に捻る

3、移動の際は軽く足を浮かせたほうが動かしやすい

 

さてどうだろう。

言語を元に感覚へデコード出来ただろうか。

これが、感覚を言語で補佐するという作業だ。

 

2、感覚を言葉に落とし込む

言語化の訓練としての読書

言葉で感覚を考えることの有用性を説いたわけだが、

頭の中で言葉を転がす力」も個人差がある。

 

その辺りが、思考力、語彙力、発想力、想像力など、

頭の中で世界を展開する力に繋がっている。

そして、その全てのステータスを手っ取り早く上げるものが「読書」だ。

 

例えば、「Tステップ」と言って何が思い浮かぶだろうか。

ここを見てくれる方なら、片足を上げ、軸足を捻りながら下ろす、

あのステップが容易に想像がつくだろう。

人によっては、ダンスラのホールドノーツが浮かぶかもしれない。

 

だが、Shuffleに馴染みのない人は想像が付かない。

 

逆に、知っていれば、頭の中に絵が、文字が、音が浮かぶ。

自由に動かすことだって可能だろう。

これが、言葉の持つ力であり、考えることの最高の効果と言える。

 

・本は「文字からイメージを膨らます」能力を伸ばすアイテム

読書による一番の効果は、「疑似体験による経験を得る」ことだ。

そしてそれは、文字を媒介にして頭の中に世界を作る。

 

小説の中で、雑誌の中で、新書の中で。

 

あらゆる文字を見て、その文字から浮かぶイメージを取得し、

そして、そのイメージを作る能力を向上させている。

 

読書が苦手というのは「文字をイメージへ変換することが苦手」に近い。

 

一つの言葉からそのままイメージをする「具体思考」と、

言葉の捉える視点、レベルを変える「抽象思考」の2つが基礎だが、

 

自分の中の、思考のベクトルがどちらに強いかは考えてみてもいいかもしれない。

 

3、身体をコントロールするための言葉について

まとめに入ろう。

 

・ダンスは間違いなく身体を使った感覚的動作

・ただし、感覚は言語で補佐、補間が出来る

・言語はイメージを広げるためのもの

・本はたくさんの言語に触れ、様々なステータスが上がる

 

ダンスにおいて、自分がやりたい動作をイメージすることは必要だ。

 

そのイメージが貧しければ、自分の理想とは離れやすい。

逆に言えば、イメージが鮮やかであればあるほど、

その理想に近づきやすくなる。足りない部分も見つかりやすい。

 

「思考は現実化する」とはよく言ったもので、

考えられるからこそ、理解できるし、先へ進める。

見えないもの、わからないものは実現しようがない。

 

さぁ、見えないものを見るために文字の助けを得てみてはいかがだろうか。

 

ダンス以外にも新しい発見があるかもしれない。

 

2019.4.24 Hachi