月200時間残業の社畜が辿り着いたのは、シャッフルダンス漬けの日々でした。

社畜だって楽しい人生を送りたい。200時間残業→10時間残業で収入10倍になって、趣味や生きがいに生きるハイブリッド社畜のブログ。シャッフルダンスの話がメイン。たまにアイドルなどの話もします。Youtubeでダンス動画等も公開しています。

page.28「ランニングマン分析とリズムについて」

今回は「ランニングマンとリズム」について。

音ゲー勢や音楽を嗜む人は最初は飛ばしてもいいかも。

 

シャッフルダンスのリズムについて

意外と取り上げられていない話題なので書いておこう。

BPM」と「拍」の2つの視点から考えていく。

 

・得意なBPM帯はスタイルによって異なる

基本、シャッフルダンスBPM帯は、

100~160くらいまでが限界というのが筆者の考え方だ。

もちろん、本職のシャッフラーの方々は、

180くらいまでは許容範囲なのかもしれないが。

 

この限界は「足の回転が追いつくかどうか」なのだが、

それ自体はそのスタイルで使うステップによって左右される。

 

ランニングマンなどは膝を上げるという動作があるため、

速いBPMに追いつくには筋力が求められる。

まだチャールストンなどは、足を曲げる動作なので、

BPMが速くなっても追いつきやすい。あくまで比較的だが。

 

・拍を理解する

音楽の授業を思い出してほしい。

「4拍子」という言葉があるのだが、

これは1小節に4つ音符が入っている状態を指す。

そして、小節とは楽譜を読みやすくするための区切りだが、

その小節内に音符が入る数が変われば、拍子も変わっていく。

 

「ダンスミュージックは4つ打ち」と言われるが、

これは1小節に4つの拍、大抵の場合バス、キックが入ることを指す。

 

ちなみに、これが3拍子になると、ワルツのリズムになったり、

2拍子になるとマーチのリズムになる。試してみよう。

 

・「表拍」「裏拍」について

ついでに拍には「表拍・裏拍」が存在する。

表拍は説明不要なので割愛するが、

裏拍は表拍の半分の拍、つまり4つ打ちであれば、

「1・2・3・4」のそれぞれの間の拍のことを指す。

要は「・」の部分のカウントのことだ。

ダンスの用語で「エンカウント」ととも呼ばれる。

 

BPMについて

BPMとは「Beat per minute」の略で、そのキックが、

「1分間に何回入るか」と考えてもらえばわかりやすい。

BPM150ならば、1分間に150回、つまり1秒間に2.5回のキックが入る。

BPM60だと、1分間に60回、1秒に1回のキックが入ると考えると、

もの凄く遅いことがおわかりいただけるだろう。

 

なお、ダンスラではゆっくりとされる「Small steps」でBPM100前後だ。

ここまで来ると、大体どのくらいの速さかわかるのではなかろうか。

 

・ランニングマンはどの拍で踏んでいるか

正解は「表拍全て」である、要はキックに合わせて踏んでいる。

何を今さらという話だが、もう少し考えてみたい。

 

文字だけだと分かりにくいが、カウント毎に考えると、

 

1、脚を下ろす

AN、逆脚を上げると同時に、下ろした脚を引く

2、上げた逆脚を下ろす

 

ランニングマンの場合はこの裏拍にて、

足を上げ、表拍にて足を下ろすという2カウントで完結する。

 

その為、早いBPMでのランニングマンをする場合、

とにかく裏拍まで入れた8カウントをまず身体で刻み、

そこに合わせてステップを踏む必要があるが、

上手くいかないときはまず「8カウントのリズムが取れていない」ことを疑おう。

 

◎ランニングマンの膝を上げる動作について

さて本題だ。

この膝上げ問題の違いが調べて練習していて一番面白いのだが、

スタイル毎にランニングマンは違いが大きい。

 

完璧に私見なのは相変わらずだが、以下それぞれの違いについて。

 

rockers

膝を曲げた状態「逆くの字」の状態で上げて、

そのまま下ろす。着地は踵から下ろしているイメージ。

 

これはrockers自体が狭いスペースで踊ることを意識しているため、

体軸が崩れにくい形で行えるようにこの形になったのでは。

 

Newcastle Rockers - Brenton - YouTube

 

・MAS

膝を曲げすぎず、横から見ると、

時計で言う「5時50分」くらいの針の位置の形で、

脚をそのまま上げて下ろす。その上、脚の下ろす位置が前寄りなため、

体軸がかなり崩れやすく、体力を持っていかれやすい。

 

前に脚を持っていくため着地はこちらも踵寄り。

 

Melbourne Shuffle Compilation - Best of MAS Style [SONGLIST RELEASED] - YouTube

 

・cuttinngshapes

一番特殊。膝を上げるイメージよりも、

下ろすと同時に蹴り出すイメージの方が強い。

 

これはシェイプス自体がステップ重視のスタイルのため、

次の動作、繋がりを意識したランニングマンになるからだろう。

 

◎まとめ「基本の大事さは何でも同じ」

ランニングマンはそれだけでもダンスが踊れるほどに、

基本であり、中核を担うステップであることは間違いない。

 

・膝の曲げ方

・脚の着地点、脚の形

 

この2つの意識を持って練習すること、

とにかく動画で自分のランニングマンの形を認識すること、

そこから矯正していく以外は綺麗にはなっていかないだろう。


今回は触れていなかったが、

次回はアップ、ダウンを絡めた話もしていきたい。長くなったので今回はこの辺りで。

 

2018.12.16 Hachi